感想:星海社FICTIONS『サクラカグラ(1)』を読む。
投稿される頃には読み終わってから一か月以上経っている筈。
ってことで、これはきっと予約投稿です(キリッ*1…あっ、最近全く、「ガールフレンド(仮)」やってないわ。
Lv.82くらいで止まってる。
作品紹介(あらすじ)
――僕が誰に殺されたのか知りたい。
普通の人には、視えないものを視ることができる、月深学園高等部1年生・上乃此花(うえのこのはな)。彼女は夕暮れの旧校舎の屋上で、"この世界に存在しない少年"から、そう告げられた。
少年の欠落した死の記憶をめぐる犯人探し。
その末に、学園に満ちた矛盾(ナゾ)の向こう側にある真実を知ったとき、それまでの此花の日常は妖しく歪みはじめる――!
以下レビュー(感想)ぽい何か、という名の雑記
美少女ゲーム史に燦然と輝く金字塔(らしい)「ONE ~輝く季節へ~」、「Kanon」を打ち立てた天才(らしい)・久弥直樹と、人気イラストレーター・岸田メルが紡ぐ新たな学園ミステリー*2。
(らしい)と付けたのは、どちらも僕がPLAYしたことがないからです。
それ以上の意味は有りません。と断っておかないと。
さて、新たな学園ミステリーかどうかは兎も角、今作は1巻ということで序章と前日談で構成されているように思えます。
序章に当たるのが、コノハナカグラ。
前日談に当たるのが、リンネカグラ。
そして、二つの断章が収められています。
断章は抜いて、前者は短く、後者が本書の2/3を占めていると言ったところでしょうか。
リンネカグラの、リンネは登場人物で語り手ではありません。
後者の筋自体は「Kanon」の舞√に似ているいった話を見かけたことがありますが、僕は詳しくないので、それについては何も言いません。
…と、断わりをもう一度入れたことで少し書いていきます。
今作はありがちかもしれませんが、そこそこ読ませます。目新しさを期待すると言うよりは、久弥氏の最新作にして初の長編小説を楽しむものと言った認識のほうがいいかあ、と思いました。
っていうか、今の大学生は「Kanon」や「ONE」と聞いてわかるのか?
わからないだろう、多分。
…いやー、しかし、時代を感じますね。
まあ、僕も「Kanon」は兎も角、後者はわからないんだけどw
さて、久弥氏の作品、知らないけど、もっと知りたい。
そう思っている、そこのあなた!
そんなあなたには、「sola」か「天体のメソッド」をオススメします。
どちらもアニメで、前者はTSU○AYA等のレンタルショップ、後者は2014秋に放映予定なので、比較的簡単に観ることができると思いますよ?…で、あとは原作準拠の京アニ版「Kanon」かなあ。
今見ると、どうなんだろうね?(うぐぅ)
あと、ミステリー部分についてですかねえ。
僕はぼけっと読んでいたためコロッと騙されました(笑) 騙されたのは悔しかったですが、すぐに気付くかなあって感じです。
取り敢えず、どう着地させるのか、気になります。…っていうか、ちゃんと着地させてください、お願いします。
だから、続きは買うんじゃないかなあ、と。
出なかったら、きっと、それは、大田が悪い*3。
- 作者: 筒井康隆,いとうのいぢ
- 出版社/メーカー: 講談社
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…とレビューっぽい何かでした。
今回はここまで*4、次回も読んで頂ければ幸いです。
それでは失礼します。
(文・草間ノブユキ)
*1:だからどうした、という野暮な突っ込みはなしで。
*2:裏表紙より引用、(らしい)は除く。
*3:筒井先生の「ビアンカ・オーバースタディ」あとがき引用
*4:内容がないよー、これ。ホント、どうにかしないと。