感想:TYPE-MOON BOOKS『ファイヤーガール(2) 白嶺の幻肢虎』を読む。 その2(※下巻の感想のみ)
はじめに
『ファイヤーガール(2) 白嶺の幻肢虎』の上巻感想はこちら。
今回の感想エントリは、TYPE-MOON BOOKSより刊行されている『ファイヤーガール(2) 白嶺の幻肢虎』下巻です。
改めまして、新年あけましておめでとうございます。
今年も当サークル及び当blogを、よろしくお願いいたします。
いやー、久しぶりのblogですよ。
暇人と思われているらしいですが一応忙しい日々を送っています。
さて冒頭でも書きましたが、今回は『ファイヤーガール(2) 白嶺の幻肢虎』下巻の感想ということで。
やっと出ましたね。本当、待ちに待った!
上巻が夏だったので半年ぶりですね。買った人は知っていると思いますが今回は1巻(上・下)、2巻(上)とは比べ物にならないくらいのボリューム。
600頁にも及ぶ2巻(下)では一体何は語られるのか!
…という訳で、いつもどおり早速簡易なあらすじでも。
あらすじ(作品紹介)*1
SA(サマー・アセンブリ)という全国にある探検部が、一堂に会する大集会も無事に終えた青藍高校のほむらたち。
雨乃の妹やらの登場はさておき、夏休みも残り僅か。
が、宿題が終わっておりません。
――どうするほむら!? 乞うご期待!!
…という話があったり、なかったり。
まあ、前置きはともかくとして以下がメインの内容です。
以前に失われてしまった蒼藍高校のベースキャンプ*2。
そこで2学期初めのミッションとして新たに他校の協力も得ながらベースキャンプを設営することとなりました。
場所は、なんと、すばる姫のお城の敷地内にです!
虚惑星(ヌテラ)唯一の人類であるらしい、すばる姫との密な交渉。
ある意味地球側の代表という訳です!
ベースキャンプの設営などを通して、仲間たちと近づく距離感。
…と同時に、色々なも側面が見えてきます。
また、すばる姫との交流の中で明かされる新たな事実と浮かび上がる疑問。
さらにほむらたちを迎える最大の探検行!! ――探検部一行の前に、魔法の虎・幻肢虎が現れる。
謎が謎を呼ぶ、目を離す隙なんか与えない2巻下巻!!
以下レビュー(感想)ぽい何か、という名の雑記
毎度御馴染、雑なあらすじですいません。
まあ、気を取り直して、今回下巻ということで章番号は12からで、
1.夏の終り(12,13章)
2.新学期(14章)
3.ベースキャンプ設営(15-18章)
4.新探検行(ミッション)へ向けて(19章)
5.最大の探検行(20-25章)
6.エピローグ
…と、上記のように大きく6つに分けることができる。
読んでいて最も面白かったのは5.の最大の探検行。
バイソンの群れや幻肢虎といった虚惑星(ヌテラ)野生動物との遭遇や、雪崩や氷河といっ自た然の脅威。
それに加えて遺跡の発見、魔法液晶の湖などなど。
――まさに冒険、未知の世界! サバイバル。
それだけではなくほのかが見た光景*3が特に印象的。
作品の核として、今後の展開に大きくかかわってくるかもしれませんね*4。
…まあ、残り2巻の予定なので、冒険を重視しながらもキャラクター同士の内面に作品の比重を置かれる可能性もありますが。
と、あれこれ考えながら次の巻を待ちましょう。
どうなるにせよ、それなりのボリュームが必要になるでしょうし。
最大の探検行以外も、勿論面白い!…ですよ?
未知の惑星の探索という冒険的側面は勿論、当初のコンセプト通り(?)ジュブナイルとしての雰囲気があります。
等身大の子どもたちの姿が見えると言いますか。
ほむらが他のキャラクターと仲良くなったため、彼らの色んな悩みが見えてきて、大変だなあ、って(笑)
多分、それが青春ってことなんだろう。
また、前回の巻で、登場人物が一気に増えました。
Wikipediaのほうが充実しているのでわからなくなったら、そちらを参照するのもいいでしょう。
あと、直接本編には関係ないのですが、落語とか隠し芸とか'*5。
そういった部分で同じ星空めておさんの「腐り姫~euthanasia~」を思い出しました。未PLAYの人は「盲点。」有りで是非。
1月から放映の「世界征服~謀略のズヴィズダー~」も、ね。
…まあ、今回はこんな感じですかね?
結局、去年も更新頻度が少なかったんで今年こそは頑張りたいです。
――勿論、執筆他も!!
それには体調管理をしっかりしないと、ね。今回は体調的に読むのが辛かったです。これが最大の反省点*6。
と、面白い本を紹介していこうと頑張ります。
次回も読んで頂けたら幸いです。
それでは失礼します。
(文・草間ノブユキ)