感想:TYPE-MOON BOOKS『ファイヤーガール設定資料集 エクスプローラーズ・ガイド』を読む。その2
書く、書く言っている間に、もうコミケの時期ですよ!?
改めてどうも、草間ノブユキです。もう、11月も終わり、つまり今年も残すところあと1か月。大掃除ははじめていますか? 年末ギリギリまで放っておくと大変なので少しずつ片付けていきたいですね。
片付けといえば、近日中に書くといっていた「ファイヤーガール設定資料集」の収められている短編の感想を、いまだ書かておりませんでした。
本当、どうしようもないなあー(苦笑)
年末の冬コミで3巻(上)も発売されるはずですし*1、なにより有限不実行のまま年を越すのはよくない!! ということで、短編の、ざっくりとで申し訳ないと思いつつ感想を書こうと思います*2。
短編2作の、作品紹介(あらすじ)
すばる姫は、放浪の悪癖がある。城を離れて早、三月。今回は、春の芽吹きに誘われて、雪溶けの山に出かけたのが始まりだった。
身なりは整っているとは言えず、汚れてしまっている。
けれども彼女は気にしない。
その異変を感知察知したのは、連れの雪割丸だった。
酒精にも似た、地面が揺らぐかのような目眩。そう遠くない場所で大いなる力が振るわれた証だとすばる姫にはわかった。おそるべき力の奔流を為したものを見極めるため、すぐさま駈け出した。
目当ての場所に近づいた時、りん――と涼やかな鈴の音が届いた。
すぐにすばる姫は地面に、掻巻のような淡い青色の衣服に身を包んだ、小さな幼子の姿――まだほんの赤子同然の、おそらく童女――をみとめた。
身動きひとつしない。と、みじろぎをした。
すばる姫の困惑をよそに、使い魔の狼は幼子のもとに近寄り、鼻先を寄せる。
放浪者でも智慧ある人々でもない。
「"天狗隠し"……か……」
すばる姫の父・御陵義処と同じように、あの遙かな星からたどり着いた人間、人間なのだ。それは、彼女にとって恐ろしいことだった。
目の前の幼子は母を求めていた。
「――噛み殺せ! 雪割丸!」
憎しみに満ちた叫びで使い魔に命じた。
そして、すばる姫はその場を一目散で逃げ出した。
「どうよ、この愛の結晶」
まだ、三人しかいない部室で、穂群(ほむら)が、九条さんから直々に招待されたクリスマス・イブ開催の、クラシックチャリティコンサートチケットを誇らしげに見せつけるのを、鬱陶しげににらみ返す東野巧。
稲荷先輩を誘うも、断られてしまいます。
「まだチケットに余裕があるんだったら、一緒に行ってあげたら? 東野。ほむらも最初からそういうつもりだったんでしょ?」
「ええ、せっかくのクリスマス・イブなのに予定がない誰かさんのために」
「ああ、俺、そういうのに興味がないから」
東野曰く、世間様がクリスマスだからって幸せそうにしてないといけないとか、巻死傷的な雰囲気に浸ろうとかが好きじゃないだとか。
と、断られたのですが諦め切れないほむらは、
「週末、東野くんにクリスマスのなんたるかを教えてあげるから」
と言って、約束を取り付けるのでした。
はたして二人の週末は?
以下レビュー(感想)ぽい何か、という名の雑記
と、頑張ってまとめてみました。
今の感想を言うと眠いです。昼間に書きたかったなあ。
はい、短編に関係ない話はここまで。
鈴蘭とすばる姫の二人の関係の経過を描いた短編(1)は、そのバックグラウンドを知ることで、より本編を楽しめるのではないかと思います。
個人的には、短編(1)の語り口が本編とは違った趣で好きでした。
こういうのもいいよね。
短編(2)は日常よりの一コマ。行事に関するお話なので日常のお話、とは言えませんが。……まあ、普段が冒険ですから。
こういうので各キャラクターの普段の部活動では見ることのできない姿を知れるのはいいですよね。本編以上に会話が多めな印象。そんなやり取りも好きです。お洒落は合理性を犠牲にするのだ。
ほむらの私服姿、可愛いです。
クリスマスももうすぐということで、丁度いい時期に読めました(苦笑)
……ってこんな感じですかね?
取り敢えず、今年の冬コミで、3巻の発売が確定しているので早く続きを読みたいです。それまでにこの設定資料集で復習でもしておきます。
ちなみに届き次第、サクッと読んで、サクッと上げます。今回みたいに、発売からどんだけ経ったんだよ!…ということにはなりませんので、安心してください。というか、このBlogを見てくれている人がいるのかはわからないけど。
もちろん、いつもどおり、ネタバレなしで書きます。
購入を迷われている方が、買うことを決めてくれて、なおかつ楽しんでもらえればうれしいですね。出来は良くない記事ですけど。
ということで良かったら次回も読んでやってください。
(文・草間ノブユキ)