感想:偕成社『二分間の冒険』を読む。
- 作者: 岡田淳,太田大八
- 出版社/メーカー: 偕成社
- 発売日: 1991/07
- メディア: 単行本
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忙しい日々を送ってい(……ると自分に言い聞かせてい……)ます、草間です。
先日旅行をしてきたんですが、やっぱりどこかに行くっていいですね。お金と(お金とお金と…それから)時間がもっと欲しいです。
時間といえば、なんとか Civilization V 中毒の日々から脱却してました。
さて、今回は「二分間の冒険」という作品について、です。
有名な作品ですよね。去年(2012/9/24~2012/9/28,2012/10/1~2012/10/5)、全10回放送としてNHK-FMの青春アドベンチャーで放送されました。→■
出来れば再放送して欲しいなあ……、と。
青春アドベンチャー(とFMシアター)は良い作品が多いですから。
以下、簡単なあらすじと感想。
主人公の悟(小学6年生)は、クラスメイトと次の日の準備をしていました。
準備中にクラスメイトのかおりが " とげぬき " を見つけ、悟がそれを持って保健室へ向かいます。
向かっている途中で悟は、謎の黒猫・ダレカに出会います。
悟はダレカに「前足に刺さった見えない棘を抜いてくれ」と頼まれたので、抜いてあげ、そのお礼として不思議な世界へと連れ去らわれてしまいました。
そして、元の世界に戻るためには " 一番確かなもの " に変身しているダレカを捕まえなくてはならなくなったのです……。
というのが序盤で、この後、色んな事がわかっていきます。
例えば、
世界は竜に支配されていること。
子どもたちは竜と知恵と力の勝負をしていること。
勝てば世界は竜から解放されること。
負ければ戦った子どもの若さが吸い取られてしまうこと等々。
わくわくする物語が紡がれています。
特に " 14 見えていなかったもの " ではしてやられてり。本当にお見事です。ちょっぴり悔しかったです。
物語を楽しいと感じたのは勿論ですが、解説でも色々と考えさせられました。
児童文学ということもあってすぐに読めるのですが、読み終えたときに < あっというまの二分間 > を大切なものに感じることが出来ると思います。
まだ読んだことがない方は読んで是非みてはいかがでしょうか。
……と、今回もレビューっぽい何かでした。
もっと上手く書けるように訓練が必要ですね。まあ「モモ」の回に比べれば、あらすじを自分で書いた分、マシ、なのかなあ……。
出来れば毎回、あらすじは自分の言葉で書いたようが良いと思いますが。
良かったら次回も読んで頂けたら幸いです。それでは失礼します。
(文・草間ノブユキ)